大和証券・谷栄一郎さん、あおぞら銀行・諸我晃さんを紹介した。谷さんはイスラエルによるイランへの空爆について「事前の規模的な観測としては直接攻撃は自制されて緊張の高まりは避けられると期待されていたが、実際にはイランに対し核施設を守る防空システムに被害が出たと報道されている。期待されていたよりは事態がエスカレートしてきた。金利の根本的な要素としてインフレがあるが、エネルギー価格の上昇はインフレに上昇圧力をかけることになるので金利はやや上昇」などと述べた。諸我さんは「事前にイスラエルがイランへの攻撃を延期するという報道が出ていたので市場は油断していた。突発的な攻撃のニュースを受けて株価は下落。金利低下、円買いとなった。その後、イスラエルの攻撃は本格的なものではなかったということで市場はもとに戻ったが、市場の短期的なポジションが株買い、金利上昇、円売りの方向になっている。リスクオフでポジションを縮小する動きになると金曜日のような動きになる。中東リスクがあるうちはポジションを傾け辛い」などと述べた。
URL: http://www.daiwa.jp/