長崎県の世界遺産 軍艦島(端島)は明治~昭和にかけて海底炭鉱で栄え、最盛期には東京ドーム1.3個分の面積の島に5300人が暮らしていた。現在は島の建物の老朽化が進んでいて、将来的に上陸が難しくなる可能性があることから注目度が上昇している。明治初期の軍艦島は元々ただの岩礁だったが、石炭の鉱脈が見つかって以来数回に渡って拡張され現在の姿になった。船着き場から少し歩いたところには端島炭坑の竪坑があり、多くの炭鉱夫がここからエレベーターに乗って地下600mまで下りてさらに徒歩で1000mまで潜って働いていた。今も残るエレベーター乗り場に向かう階段は黒く染まっていて、炭鉱夫の靴の裏についた石炭が付着したものだとされている。階段のすぐ横には構内風呂が設けられていて、当時作業員たちは体と一緒に作業着も洗って石炭を落としていた。軍艦島には日本で初めて建てられた鉄筋構造アパートがあり、建設は1916年になる。軍艦島の炭鉱員たちはその作業の危険性から給与や保証制度が充実していて、テレビの普及率が10%の時代ではほぼ全ての島内の過程がテレビを持っていたなど最先端の暮らしを送っていた。
住所: 長崎県長崎市南山手町5-3
URL: http://www1.bbiq.jp/oourahp/
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