自民党内で岸田文雄総理大臣への退陣要求の声があがっている。岸田総理は衆議院を解散せず今年9月の自民党総裁選で再選を目指す意欲を示している。そんな中で岸田総理と距離を置く非主流派の菅前総理。動きを見せ、都内寿司店で自民党・萩生田光一前政調会長、加藤勝信前厚労大臣、武田良太元総務大臣、小泉進次郎元環境大臣と会食をした。政治資金規正法の改正をめぐる国会の動きや岸田総理の政権運営について意見交換をし厳しい状況だと認識を共有、総裁選に向けての動きと憶測を呼んでいる。岸田総理が信頼を置く森山裕総務会長は地元鹿児島の県連大会に菅さんを招き菅政権の実績に触れた上で称賛していたという。菅さんとは派閥あり方で相違がある麻生太郎副総裁は地元福岡の県連大会で公演、自民党に逆風吹く中での一致結束を訴えた。菅さんが会食した4人と世論調査で人気の高い石破茂元幹事長、河野太郎デジタル相、上川陽子外務大臣で誰を押していくのか注目されている。自民党横浜市支部連合会会長・佐藤茂市議が4日に「総裁自ら責任を取り、身を引く苦渋の決断を」と発言し波紋を広げている。佐藤市議は「地方の自民党会長として地域の党員の声をあえて総裁に物申した」と語り、菅さんは周囲に市議との連携を否定しつつも地方議員の政権への不満は根強いとして市議の意見は危機感によるものと語っているということ。