島根県は明治時代に竹島を県の所管とした2月22日を条例で竹島の日と定め毎年松江市で式典を開いている。19回目となる式典がこのあと松江市の島根県民会館で開かれ、丸山知事や竹島のある隠岐の島町の関係者などのほか内閣領土問題担当の平沼政務官が出席予定である。近年は新型コロナの影響で式典参加者が制限されていたが今年は感染拡大前と同水準の500人ほどが出席する見込みである。県は韓国によって70年間不法占拠が続いているとしているが去年県民を対象に行なった世論調査では竹島に関心があると答えた人は62.9%で前の年から約8ポイント減少し関心低下が懸念されている。県は竹島が日本固有の領土であることを改めて訴え、現状の解決を国に求めている。式典会場の周辺では警備に山口県警や広島県警など県外の警察官の姿もある。式典は新型コロナが5類に移行してから初めての開催で警察は式典会場の周辺に様々な主張を持った人が多く集まる可能性があるとして過去最大規模となる約850人の態勢で警戒にあたる。式典はこのあと午後1時半から始まる予定である。