千葉県にある長泉寺の副住職はブラジル人のフェルナンデス浄賢。サンパウロにあるお寺で日本文化への興味から武術や和太鼓をならっていたという。その後仏の道へ。披露するのは偏見や先入観を持ってしまう人へ。フェルナンデス浄賢は一人の中学生に納豆を食べられるか?と聞かれたが、日本に来た当初は納豆が苦手だったという。しかし修行生活の中では出されたものをきちんと食べる必要があったがちゃんと食べると美味しかったという。人間は好き嫌いの先入観を持ってると語り、總持寺の瑩山禅師の言葉「茶に逢うては茶を喫し、飯に逢うては飯を喫す」という言葉を紹介したが意味はお茶を出されるとお茶をいただく ご飯を出されるとご飯をいただくという意味。納豆自体には好き嫌いという迷いの原因は付いていないはずなのに自分の心が作った先入観を実物にぶつけてしまう。またもう一人の中学生から悩まないで生きていきたいと言ってきたが、その時は納豆を食べてと伝えたという。