二酸化炭素の排出を大幅に削減する航空燃料、SAFの普及につなげようと、大手コンビニチェーンの千葉県内の一部の店舗で、原料となる廃油を回収する実証実験が始まった。実証実験は、コンビニ大手、セブン−イレブンジャパンや、石油元売り大手などが共同で行っているもので、松戸市や市原市にある合わせて3つの店舗で、先月から始まった。SAFは持続可能な航空燃料のことで、廃油や植物などを原料にして製造されるため、化石燃料由来のものと比べて二酸化炭素の排出量を大幅に削減することができ、航空業界の気候変動対策として注目されている。回収用のボックスが置かれ、750ミリリットルが入る専用のボトルに廃油を入れて持ち込むと、無料で回収してもらえるということだ。実証実験は千葉県の補助金を活用してことし9月まで行われ、回収の手順や回収量などを確認したうえで、将来はSAFの製造ラインに供給し、成田空港で使われることを想定している。
住所: 千葉県成田市古込字古込1-1
URL: http://www.narita-airport.jp/jp/
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