参院選最終盤。各党の訴えには変化が。与党・自民党はかつてない大逆風にさらされている。自民党の石破総裁は、今度の選挙は日本国中極めて厳しい、私たちはその場限りのいいかげんなことは申しません、などと述べていた。選挙戦の初日には物価高・経済を最も訴えた石破総裁。この終盤、最も訴えたのは政党・候補者のアピールだった。第一声でコメ政策に半分を費やした立憲民主党の野田代表が終盤で半分近くを割いて訴えたのは物価高・経済だった。日本維新の会の吉村代表は、地元・関西で演説。公示日と同じく身を切る改革などこれまでの実績をアピール。国民民主党の玉木代表は、物価高・経済を最も訴えつつ、教育・子育てなど他の政策に触れる変化も。公明党は改選14議席の確保が厳しい情勢の中、訴えに大きな変化が。物価高・経済に触れず、演説の7割が政党・候補者アピールだった。堅調な戦いぶりのれいわ新選組は一貫して、消費税の廃止を訴える。おもに2つのテーマに絞って支持を訴えた。共産党の田村委員長は、物価高・経済がヘリ、政党・候補者アピールなどに力を入れた。支持を急速に拡大し台風の目となった参政党は、日本人ファーストなどの政党アピールが最も多く、他の党の批判が約2割に上るという特徴も見られた。日本保守党の百田代表は、物価高・経済や外国人政策が多い傾向は変わらなかった。そして政党として後が無い社民党の福島党首は初日と変わることなく党の生き残りなどを強く訴えた。この他、NHK党、再生の道、チームみらいなどが選挙区と比例代表に候補者を擁立。参院選の投開票は日曜日に行われる。
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