風疹とはしかを防ぐ混合ワクチンについて。今、各地で医師が希望する量を入荷できない状態となっており、子どもへの接種に影響が出ている。風疹とはしかの混合ワクチンというのは1歳の子どもと、そして小学校進学前の5歳や6歳の子どもを対象に定期接種が行われている。また、かつて公的な接種が受けられなかった40代から60代の男性に追加接種が行われている。ただ、このワクチンの供給が今不安定になっている。その理由がこちらで、一部の製薬会社が製造の不調による出荷制限や停止を行ったため。そこで日本小児科医会が先月に全国の438人の小児科医に調査したところ、半数近くが希望した量のワクチンを入荷できていないと回答した。全く入荷できていないという医師もいた。また同じ調査でこちらも医師の半数近くは5歳や6歳への接種になんらかの影響が出ていると回答した。予約を制限しているが16%、そして予約を中止しているが8%などとなっている。この一部の医療機関にワクチンが届かないことについて厚生労働省は「出荷が停止している分はほかの製薬会社が前倒しして出荷している。今後は供給は安定する見通しだ」と説明している。その上で接種を希望する人はまずは医療機関に問い合わせてほしいと呼びかけている。
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