昨日、今年始めて公の場に姿を見せられた上皇さまと上皇后美智子さま。明治天皇の后・昭憲皇太后が亡くなって110年目を迎えるにあたり明治神宮を参拝された。昨日午前11時半頃、明治神宮の本殿に続く門の前に到着された上皇さま。雨が降る中、モーニング姿の上皇さまは宮司らの先導で本殿に向かい、玉串を捧げ拝礼された。次に到着された上皇后美智子さまは、護衛官の腕に手を添えながら本殿へと向かわれた。その途中、階段で少しバランスを崩す場面があった。宮内庁担当の記者は、去年の5月の京都で寺の階段を上られる際に同じようにバランスを崩されたことがあったという。今回は幅の狭い階段で雨で濡れていて滑りやすかったというところもあるなどと話した。その後はしっかりとした足取りで歩かれ、本殿では玉串を捧げ拝礼された。最近外出を控えられていた理由について、能登半島地震があったという。参拝後、揃って明治神宮を後にされた上皇ご夫妻。昨日は上皇ご夫妻に先立ち、天皇皇后両陛下も明治神宮を参拝された。今日は愛子さまが初めて参拝される予定。そして明日、上皇ご夫妻の元を訪問されるという。日本赤十字社はもともと上皇后さまが名誉総裁を務められ、そこから雅子さまに引き継がれているので、そこに愛子さまが就職されたのは上皇ご夫妻にとって喜びであるなどと述べた。