圷さんの日経平均予想レンジは32,850円~32,950円。今日の東京市場について、今日と明日は日銀の会合を控えているので、基本的には様子見姿勢の強い展開になりそうとのこと。注目ポイントは「円高局面の日本株」で、「FRBの政策金利とドル円レートを見比べると、利上げ打ち止めのあとは当初円高に触れるものの、米国債底打ちの確証とともにキャリー取引が発生化して、円高が抑制される、もしくは円安に転じるというのが平均像だと思う。ここでは金利の低い円で資金を調達して、金利の高いドルで取引するキャリー取引を想定している」、「近年では日本株とドル円の相関が低下していることがわかる。近年の日本企業はアジア勢との価格競争を回避するために、輸出製品の高品質化を進めたことにより、株価や業績への為替影響度が低下している」、「海外投資家の資金が日本株に本格流入するのはドル安局面であることが分かる。ドル安のポジティブな影響も考慮する必要があると考えている。ドル安が日本企業の輸出量を回復させて、業績が回復することのほうが多いと思っている。今後、ドル安緩やかな円高という構図を前提にする場合、物色面では内需業種を中心に外需業種では製品競争力の高さや優れた経営によって、輸出量を伸ばせる銘柄を選ぶことが重要だと考えている」と話した。