日銀は昨日の金融政策決定会合で金融機関から預かる資金の一部に適用の「マイナス金利政策」を解除した。日銀による金利の引き上げは17年ぶり。また、「長期と短期の金利を低く抑え込んできた枠組み」も撤廃し、”異次元”ともいわれた金融政策は大きな転換点を迎えた。植田総裁は会見で”春闘でしっかりとした賃上げが実現する可能性が高く賃金と物価の好循環の強まりが確認された”と強調した。日銀のマイナス金利政策の解除を受けてメガバンクでは普通預金金利の引き上げの動きが相次いでいる。三菱UFJ銀行は明日から普通預金金利を現在の0.001%から0.02%に引き上げる。三井住友銀行も来月1日から普通預金金利を現在の0.001%から0.02%に引き上げる。また、みずほ銀行も金利の引き上げを行う予定。