きのうの円相場は157円90銭台まで円安方向に進んだ。政府日銀が為替介入を行ったとの見方がある中で再び円安に進んだ形。背景にあるのが、米国の根強いインフレ。おととい発表された米国の雇用関連の経済指標が市場予想を上回り、アメリカの利下げがさらに遅れるとの観測が広まった。日本と米国の金利差が意識の差が、円売りドル買いの動きにつながる。今年後半の値上げ予想は、月1000品目前後。150円台後半の円安が続くと、予想品目数から上振れの可能性もある。秋には円安を反映した値上げラッシュが待っているのではないかという予想もある。