新しい一万円札の顔となった渋沢栄一が初代の会頭を務めた東京商工会議所で、記念の式典が開かれた。「近代日本経済の父」と呼ばれる実業家・渋沢栄一は、1878年から27年間、東京商工会議所の初代会頭を務めた。東京商工会議所・小林健会頭は「待ちわびていた渋沢栄一翁が肖像となる新一万円札が発行されました。渋沢さんに顔向けできるように今後、私たちが次世代にレガシーを受け継いでいく番だ」と述べた。そして、紙幣に印字された数字とアルファベットを組み合わせた記番号が2番目に若い新一万円札が、日銀から東京商工会議所に寄贈された。1番若い紙幣は日銀が保有している。