BOOKコーナー。俳優の松井玲奈さんが3年ぶりとなるエッセイ集「私だけの水槽」を発売した。松井さんは「自分の歴史を辿ったものが一冊になった」などと話した。今作には日常や心の内をありのままに綴った14篇を収録した。松井玲奈さんは歌うことが苦手というコンプレックスを抱いており、幼少期は友達に音程がズレていると指摘され憧れだったミュージカルは歌が理由で不合格になった。長い間歌に苦しめられていた松井さんだが、ある時ボイスレッスンの先生に「松井さんは伸びしろだらけ」とという言葉をかけられ、それからは苦手な歌と向き合えるようになったという。松井さんは「身近で起きたことをそのまま感じたときに書くのが一番で、素直な言葉を使って書くことを心がけた」などと話した。また松井さんは「エッセイは人の日記帳を覗き見している気持ちになり、秘密の部分を共有できる」などと話した。