日米韓3カ国の防衛相はきのう、アジア安全保障会議が開かれていたシンガポールで会談。安全保障協力を強化するため、ハイレベルの政策協議や共同訓練などの枠組みを制度化する方針で一致した。会談では、朝鮮半島や覇権主義的な行動を強める中国を念頭にインド太平洋地域の平和と安定に貢献するため、3カ国の安全保障協力を強化し、制度化する取り組みについて議論した。共同声明では、各国が持ち回りで防衛相会談や参謀総長会議などを開くことを確認、共同訓練「フリーダム・エッジ」を新設し、夏に初めて実施するとした。発射が相次いでいる北朝鮮の弾道ミサイルの情報を即時共有するシステムに関して、データ共有の仕組みを年末までに最適化し、協力を強化する。