東京株式市場ではアメリカの半導体大手「エヌビディア」が19日、決算で好調な業績を発表し、AI市場拡大への期待が広がったことで買い注文が増え、日経平均株価は値上がり幅が一時2000円を超え午前の終値は5万円台を回復している。一方、債権安と円安が連日進んでいる債券市場と外国為替市場ではきょうも国債と円が売られる展開となっている。債券市場では国債が売られ価格が下がると長期金利が上昇するという関係にあり、長期金利の代表的な指標である10年ものの国債利回りは1.8%まで上昇し、2008年6月以来の高水準になった。また外国為替市場では円を売る動きが強まり、円相場は1ドル157円台半ばまで値下がりしている。市場関係者は「政府の新たな経済対策をめぐり投資家の間では補正予算案の規模が大きくなり国債が増発され財政規律が緩むのではないかという警戒感が根強く、国債と円を売る動きが続いている。」と話している。
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