きょう開かれた原子力規制委員会の会合で東京電力は今後1年程度かけて採取したデブリの性質や状態などの詳しい分析を進める方針を改めて説明した。これについて規制委員会の山中委員長は今回の場所の周りには形態が違うデブリもあり採取すれば分かる情報は多いと思う。今後の本格的な取り出しなどに向けてデータを集めるのであればもう少し採取してはどうかと述べ試験的な取り出しを継続すべきだという考えを伝えた。東京電力は次回以降の試験的な取り出しについて現在操作訓練を進めているロボットアームを使って来年度までに行う計画だが、いつ着手できるかは分かっていない。会合に出席した東京電力の担当者は具体的な時期や方法を含め進め方を検討する考えを示した。