衆議院選挙の自民党が大敗。党内では石破総理や森山幹事長ら執行部の責任を問う声があがる中、きょう小泉選対委員長が辞任した。ただ党内ではいわゆる「2000万円問題」をめぐる不満がくすぶっていて、「総理も幹事長も辞めないじゃ済まない」といった声もある。石破政権が石破総理が引き続き政権を維持するためには、特別国会で行われる総理大臣指名選挙で再び総理に指名される必要があるが、野党の方が議席が多い状態のため仮に野党各党が立憲民主党・野田代表に投票した場合は野田氏が新たな総理大臣に指名されることになる。このため石破政権としては、指名選挙までに野党側との話し合いが不可欠。ある自民党幹部は「協力する相手は国民民主党」と話しているが、国民民主党・玉木代表は「コミュニケーションは自民党に限らず立憲民主党や各党ともやっていく」と話していて、協力が得られるめどは立っていない。また指名選挙を乗り切っても補正予算案や各種法案は野党の協力を得ないと成立させられない状態で、石破総理にとってはいばらの道が続くことになる。