デンマーク自治領・グリーンランドの領有に意欲を示すトランプ大統領は、デンマークやフランスなどヨーロッパ8か国からの輸入費に対し来月1日~10%、6月~25%の関税を新たに課す考えを示している。これを受けEUは18日、大使級の会合を緊急で開いて対応を協議した。EU関係者によると会合では対抗策として、アメリカからの輸入品930億ユーロ相当に関税を課すことや、アメリカ企業によるEU市場への参入を制限する措置が議論されたとのこと。ただ、協議の結果「現時点では対抗措置はとらず、アメリカ側との対話を継続していく方針を確認した」という。こうした中、アメリカのトランプ大統領はノルウェー・ストーレ首相に対し、自らがノーベル平和賞を受賞しなかったことに言及し「もはや純粋に平和だけを考える義務を感じなくなった」とするメッセージを送っていたと複数の欧米メディアが報じた。その上で、グリーンランドがデンマークの自治領である事に触れ「そもそもなぜ彼らに所有権があるのか、アメリカがグリーンランドを完全に支配しない限り世界は安全ではない」と持論を展開した。EUはダボス会議の際にアメリカ側の出方を見極めた上で、22日にブリュッセルで首脳会談を開き、対応を協議することにしている。
