神奈川県横須賀市での昼めし旅。水産会社を営む嘉山さんのご飯を見せていただくためご自宅へ。母・辰子さんと奥様・裕美さんが晩ごはん作りの準備をしているとご主人が先ほどあがったカツオを持って帰ってきた。メインの食材が揃ったところで早速調理を拝見する。週に4日もカツオを食べるという嘉山さんは、幼い頃から父の知り合いのカツオ漁船に乗せてもらうほどカツオが大好きだそう。脂がたっぷり乗った日戻りカツオのサクに塩を振る。これによって余計な水分が抜けて旨味が凝縮される。グリルを強火にして表面に焼き色が付く程度に炙る。炙り終えたら氷水に浸け、仕上げに薬味を載せたら「カツオのたたき」の完成。次は鍋に醤油・生姜・刻み生姜・砂糖(多め)に入れて煮立たせ、日戻りカツオのぶつ切りを豪快に鍋に投入する。見が縮まない程度に5分ほど煮れば「カツオの煮付け」の完成。他に親戚の農家さんからいただいた成長する前の大根を間引いた「おろぬき大根」で作ったおひたしや、カツオの身の中でも特に脂の乗った中落ちでダシをとったお吸い物、日戻りカツオならではの身の弾力がダイレクトに味わえる「カツオの刺身」など、嘉山さんの家の晩御飯が揃った。表面を炙ったこの時期の定番「カツオのたたき」はポン酢をかけていただく。「カツオの煮付け」は砂糖が多めの味付け。嘉山さんは東大の大学院でカツオを研究したという経歴があった。お礼に番組特製のお箸とステッカーをプレゼントした。