シニアの暮らしを支えるデイサービスの施設数は年々減少。一方、共働き世帯の増加などにより放課後に子どもが過ごす受け入れ施設も足りていない。東京・江東区に2024年に誕生した複合型の福祉施設、深川えんみち。力を入れているのが介護と保育が共存する多世代共生の福祉施設という形。少子高齢化、労働力不足が深刻化する中、各分野が垣根を越えて連携し介護と子育てを地域のみんなで支え合う新しい福祉の形を広げていく。施設内では誰もが自由に行き交うことができる開放的な廊下や交流スペースを設計。高齢者と子どもが日常的な会話や挨拶が自然に生まれる動線も作っている。スタッフも垣根を越えて連携し情報交換。子どもや高齢者一人一人の小さな変化にも気付ける質の高いケア、支援を実現している。さらに地域とのつながりを深めたいという思いから1階に誰でも立ち寄れる私設図書館を設けた。深川えんみち・押切道子さんは「自分ごととして福祉を捉えてもらいたい」などと述べた。
