自民党の総裁選は国会議員票と党員票それぞれ367票ずつ合わせて734票で行われる見通し。過半数を得た候補者が新総裁に選出される。過半数を得た候補者がいなかった場合、上位2人による決選投票が行われる。政治部・山本雄太郎のスタジオ解説。旧派閥の影響について、党内からは誰を支持するかは個人個人の人間関係で決まっている感じだという声が出ている。小林鷹之氏のように脱派閥を掲げる若い政治家が手を挙げやすい状況になっているというのは、派閥の影響が薄れている表れともいえる。総裁選への対応を巡っては旧派閥単位で議員が集まるということも増えてきている印象がある。麻生派からは河野デジタル大臣が来週26日にも記者会見をして総裁選挙に立候補する意向を表明する方向で調整を進めている。今の時点では名前が11人挙がっている(元幹事長・石破茂、元官房長官・加藤勝信、外務大臣・上川陽子、元環境大臣・小泉進次郎、デジタル相・河野太郎、前経済安保相・小林鷹之、経産相・齋藤健、経済安保相・高市早苗、元総務相・野田聖子、官房長官・林芳正、幹事長・茂木敏充)が推薦人20人を集めるのはとても大変だと言われている。候補者と命運をともにすることになると話す議員もいる。同じ出身派閥から複数の名前があがったり支持層が重なるなどで推薦人20人の壁を誰がクリアできるのかはまだ見通せない。自民党内では政治とカネの問題で信頼が落ち込んでいるので次の衆院選を見据えて選挙の顔を求める声が強くある。立憲民主党の代表選の焦点は誰が立候補するのかという構図。代表選は自民党の総裁選の4日前の来月の23日。枝野前代表あす立候補を正式に表明するとしているほか、泉代表も立候補の意向を固めている。立候補に期待する声が党内から出ている野田元総理大臣も近く判断するとしている。