石破総理大臣はトランプ大統領と会談するため今日アメリカへ出発する。合わせて発表する共同声明には「日米関係の黄金時代を築く」と明記する方針。入念に準備を進めていた日本政府だが、会談直前になって総理官邸には緊張感が漂っている。緊張感の理由は4日のトランプ大統領とネタニヤフ首相との共同会見が異例の様相だったため。大統領自ら会見を取り仕切り記者との応酬が続いていた。石破総理周辺は「日本との会見も同様に劇場型となればトランプ大統領から不規則発言が飛び出すかもしれない」と身構えている。首脳会談では台湾周辺など軍事活動を活発化させる中国への対応や、拉致問題を含む北朝鮮もテーマとなる。石破総理は、トランプ大統領と蜜月だった安倍元総理のこともあえて話題にしながら関係構築を図りたい考え。