自民党総裁選への不出馬を表明した岸田総理の約3年間にわたった政権を検証する。岸田総理は総裁選を通じて選ばれた新たなリーダーを一兵卒として支えていくことに徹していくと述べた。閣僚経験者は「内閣支持率が低迷したままなんだから当然」「長年の自民党の膿が岸田総理の時に明るみに出てしまった」などと話している。岸田政権は平成以降では安倍元総理大臣、小泉元総理大臣に次ぐ3番目の長さとなったが、JNNの世論調査を見ると不支持が支持を上回る期間が長く続いたことがわかる。中央大学の中北教授は「岸田総理が2023年に福島の子育て支援施設に行った際に子どもになんで総理大臣になりたかったのかと聞かれ日本で一番権限が大きいのでと答えていた」「権限がある非常に強い総理であり続けることが自己目的化している印象を持った」と語った。