小学6年生と中学3年生を対象にした全国学力テストの結果が都道府県・政令指定都市ごとに公表された。さいたま市では小学校の国語の平均正答率が71%となるなど、小中学校のほぼ全教科で平均正答率が最高に。秋田県・東京都・石川県・京都市では小中学校の複数教科で最高に。さらに正答率が真ん中に位置する中間層を分析すると、ほぼ全ての自治体で上位と下位に大きな差がみられず。また自宅の本の数との相関を分析した結果、本の数が少ないほうが正答率が低い傾向もあったが、石川県・福井県などでは影響が限定的だった。文部科学省は「中間層の上位と下位に大きな差がみられず、全国的に学力の底上げが出来ている」などとした。