電波が通じにくい海上で洋上風力発電や魚介類の養殖場の施設を遠隔で点検・管理しやすくなる。総務省は2024年度内にもルールを整え、特定区域に設置する高速通信規格・ローカル5Gの海上使用を認める方針。海上に5Gの通信網を設ければスマホや定点カメラで撮影した4Kなどの高精細映像をその場ですぐに送れるようになる。肉眼での確認が難しい海底設備を船上から水中ドローンで撮影し、海上拠点に設置した基地局経由で陸上の拠点に送ることもできる。作業員が頻繁に出向くことがなくなり、海上施設運営の費用抑制に繋がる。(日経電子版)