(中継)中国・北京。今回の相互関税に、中国政府は猛反発している。きのう商務省の報道官は、「中国は断固として反対し、対抗措置をとる」という談話を発表。具体的な措置の中身はまだわかっていない。中国外務省の報道官も会見でWTOのルールに違反しているとアメリカの対応を非難。今年2月、10%の対中追加関税が発動した際に中国は報復関税を実行し、「カルバン・クライン」を展開するアメリカのアパレル企業を中国の「信頼できない企業リスト」に追加。「信頼できない企業リスト」に追加されると、中国国内での投資が禁止されたり、企業の関係者の中国への入国が制限される可能性。今回も中国で活動するアメリカ企業に対して、何らかの圧力をかけてくる可能性は高いと複数の中国経済専門家は指摘。