旧統一教会側から選挙の支援を受けたなどと指摘される盛山文部科学大臣に対し、立憲民主党が提出した不信任決議案は、衆議院本会議で採決が行われ、自民・公明両党や日本維新の会などの反対多数で否決された。今の通常国会で焦点となっているのが新年度予算案の年度な成立で、上述した不信任決議案への対応もあり、予算委員会の日程が窮屈になっている。自民党は安倍派の幹部を務めた塩谷元文部科学大臣と二階派の幹部を務めた武田元総務大臣が政治倫理審査会に出席する意向だと立憲民主党に伝えたが、野党側は「2人だけでは到底十分とは言えない」と、他の安倍派幹部らの出席を求めていくことで一致した。与野党は能登半島地震への対応などを議論するため、26日に衆議院予算委員会の集中審議を行うことで大筋合意した。また、予算案採決の前提となる中央公聴会を27日に開催する日程が示されたが、野党側は「政治倫理審査会への出席が2人では不十分」として、中央公聴会の開催には応じられないという。