北村匠海さんが人生を変えた出会いを告白。さらに初めて監督を務めた短編映画の舞台裏に迫る。北村さんが今回映画監督に初挑戦。週末に上映がスタートし、舞台挨拶に立った。北村さんが企画・脚本・監督まで務めた短編映画「世界征服やめた」。2人のサラリーマンの日常を描いた約50分の作品。北村さんにとって映画監督は昔からの夢だったそう。今から15年前、俳優の小栗旬さんが初監督を務めた映画「シュアリー・サムデイ」。北村さんは当時子役として出演した。10代の頃、大きな壁にぶつかる。これからの人生に大きな不安を抱える中、ポエトリーラッパーの不可思議/wonderboyと出会い自分の人生が救われたという。代表曲「世界征服やめた」は北村さんの人生観を変えた一曲だという。この曲をタイトルにした映画を制作。声をかけたのは友人である萩原利久さんと藤堂日向さん。萩原さんは「試されてると思った」、藤堂さんは「俺やれるの?と思った」などと話した。映画で描かれるのは無力さを感じながら働くサラリーマンの日常。撮影では印象的だった北村さんの演出があったそう。ほぼセリフなしで、世界に居場所を感じられず生きる主人公を表現したシーン。周りの人達を全て止めて見せることで、主人公の孤独さを際立たせている。萩原さんは「戸惑ってる匠海とか、思い詰める匠海とかもっと見れると思ったんですけど、ゼロなんですよ」と述べた。映画は現在公開中。