昭和の酒場の代名詞「流し」が人気。令和の「流し」は多様化している。全日本流し協会代表理事・岩切大介さんによると協会に加盟している「流し」は約450人。人気の共通点は「体験型流し」。日本で唯一“催眠術流し”・じゅんいちさんは「腕を曲げることができなくなる」「グラスを見ると笑いが止まらない」などの体験を提供している。リクエストに応えることもあるという。「流し」を第二の人生に選ぶ人も少なくないという。講習会に参加した男性会社員(61歳)は5月から「流し」を始めた。ギターを演奏し昭和歌謡を歌っている。趣味はバンド活動だという。男性は「客の目の前で曲を披露し喜んでくれたら生きがいにつながる」という。岩切代表理事は「インバウンドの増加も期待でき「流し」の需要も増えていくと予想している。日本の文化と言われるよう普及活動をしたい」としている。