将棋の藤井聡太八冠が「名人」のタイトル初防衛に挑む「名人戦7番勝負」がきのう始まった。「観る将」も対局の行方を見守った。きのうから始まった「名人戦7番勝負」。藤井聡太八冠は、去年、史上最年少で獲得した「名人」のタイトル初防衛を目指す。対するはこれまで藤井八冠から最多の11勝を挙げている豊島将之九段。勝負の舞台は「ホテル椿山荘東京」。去年の新語・流行語大賞トップテンに選ばれた「観る将」。ホテル椿山荘東京では、名人戦の前夜祭や大盤解説会に参加できるなど「観る将」のための特別なプラン「名人戦プレミアムステイプラン」が用意されているという。あまりの人気に販売開始後2時間ほどで完売した。一方で、自宅で戦況を見守っていた「観る将」。藤井グッズに囲まれて藤井八冠の対局を見守るゆきこさんは、「気迫のある表情で盤面を見て考えている姿に本当にぐっとくる」と話す。「名人戦7番勝負」第1局はきょう午後に勝敗がつく見通し。