車の復元に取り組んだ刈谷工科高校自動車科の3年生12人。古くなった部品を交換し、傷んだ車体をきれいな状態に戻した上で動くよう調整。授業の一環で復元作業を始めたのは約2年前。古い車にしかない部品に触れることもある。整備士の経験もある先生の指導を受けながら試行錯誤を重ねた。古い車の復元を通してものづくりの基本を学んでもらうのが狙い。1か月後の試運転を前にしたこの日、問題が見つかった。排気管の継ぎ目にすき間があり、排ガスが漏れていたことが分かった。迎えた試運転の日、目標は舗装されていないコースで走る、曲がる、止まるができること。生徒たちは動かなくなっていた車に再び命を吹き込むことができた喜びを噛み締めていた。
