相互関税をめぐる協議のため、アメリカ・ワシントンを訪問中の赤沢大臣はベッセント財務長官との会談の前に急遽トランプ大統領と会談した。アメリカ・ワシントンから中継。赤沢大臣と同じ飛行機でワシントンへ向かったという戸田記者によると、トランプ大統領との会談は機内で決まったとのことで、機内を駆け回る関係者もいたということ。今回の日米間税協議では両国が可能な限り早期に合意しトップ同士での発表を目指すこと、今月中に閣僚間で2回目の協議を実施することなどで一致した。自動車への追加関税については、赤沢大臣は”強く申し上げた”と述べるに留め、返答については明言を避けた。今回の結果を受け、影響を受ける可能性のある日本の大手自動車メーカーの関係者は、生産地の変更などについて「日米が合意するまで決められない」などと交渉のさらなる加速を求めている。今回の訪米の目的は、アメリカ側が農産物などのさらなる市場開放の要求があるかを探ることでもあった。日本政府にとってはこれらを今後早く慎重に交渉せざるを得ない、難しい局面が続くことになる。