木曜日に新潟県を襲った、記録的な大雨。渇水が続いていた米どころの上越市でも、約40日ぶりにまとまった雨が降った。先月19日には田んぼに大きな亀裂が入り真っ白になっていたが、この雨で水がたまり稲も青々としていた。しかし場所によっては、雨が降る前と同じように干上がっているところがあった。渇水で起きた大きな亀裂の影響で、水田に水がたまりにくくなったという。上越市と新潟県、JAは合同で被害調査を実施し、稲の状態やひび割れの深さを調べていた。木曜日に上越市では24時間で53mmの雨が降ったが、市内の主要な水源である正善寺ダムの貯水率はまだ11.4%に留まっている。そのため、今も一部地域で40%以上の節水が求められている。飲食店では食器を洗う水を少なくしたり、床掃除の水を井戸水にかえるなどして節水していた。新潟県ではきょうから13日まで雨の予報となっている。
