FRBの会合が開かれ今回も政策金利の据え置きを決めた。5会合連続の据え置きは予想通り、注目は日本時間午前3時半から行われたパウエル議長の記者会見。トランプ大統領が繰り返し利下げを求めるなかで会見でのポイントを整理する。インフレ率については「2022年半ばの高水準から大幅に下がっているが2%の長期的な目標と比べると依然としてやや高い水準」とし、一部商品価格が関税引き上げにより上昇していると警戒感を示した。またトランプ関税については「関税措置によるインフレへの影響は短期的なものにとどまるというが無理のない基本的なシナリオ、しかし影響はより持続的なものになるか農政もありリスクを評価して管理する必要がある」などとした。会合を終え次の焦点はアメリカで来月から開かれる「ジャクソンホール会議」主要国の中央銀行の幹部が集まるもので例年行っているパウエル議長の講演に注目。