BISがインフレに関して警鐘を鳴らしたという日経電子版の記事について東短リサーチの加藤出がコメント。BISは2年前、「最後のラストマイルが難しいぞ」という警告を出していた。21年、22年に高いインフレを経験しマインドが変わってきているので、次の供給ショックがあると再燃してしまうから気を付けなさいということ。もう一つはインフレがある程度下がると政治家が「もういいんじゃないか。これからは景気刺激型でいけ」と言い始めかねないから気を付けろと言っていた。アメリカで起きているのはまさにそれ。日銀も「物価の基調はまだまだ低い」とずっと言っていると、気付いたら出遅れていたというリスクは結構ある。出遅れると後でもっと利上げしなければならず、コストも大きくなる。同じ記事について外為どっとコム総合研究所の神田卓也がコメント。アメリカを念頭に置いた見解だと思われる。市場が6回、7回という利下げのペースを過剰に追い込んでしまった1つの理由は、パウエルFRB議長が来年5月に退任すること。そうするとトランプが利下げにもっと積極的な議長を登用するだろうという見方が市場も強い。
