元日の能登半島地震からきょうで4か月。当時、帰省や旅行中に被災した人もいる。まもなく大型連休の後半が始まるが、滞在先などで災害が起きたらどう行動したらよいのかを考える。さいたま市に住む東井孝允は妻と子ども2人と石川県穴水町の実家に帰省していたところ被災した。実家は海から数メートルしか離れていないため東井は車で避難し備蓄が不十分な場所で夜を過ごした。子どもたちは慣れない環境で強い不安やストレスに襲われたという。翌日、金沢市内の兄の家に向かうことにしたが、その道中では道路が各地で寸断され移動に半日近くかかった。東北大学の佐藤翔輔准教授は民間の調査会社と当時、帰省や旅行で石川県などにいた人たちにアンケート調査を実施。するとおよそ半数がどのような状況になったら避難するか決めていなかったことが分かった。また困ったことについては建物の安全性や避難場所が分からなかったという回答が多かったという。防災アドバイザーの高荷智也はスマートフォンで「重ねるハザードマップ」を検索し移動時間などの隙間時間に見ておくことができると話した。もう1つのポイントは持ち物について。おすすめしていたのが小型の携帯トイレで嘔吐用の袋としも活用できるのでお金をかけすぎないやり方も旅行先では大事だと話した。