ドラフト1位ルーキー、楽天・宗山塁選手。20年に1人の逸材とも呼ばれるアマチュア球界ナンバーワン野手が、みずから注目してほしいポイントとして挙げたのはどこか聞いた。5球団競合の末、入団した大型新人にファンも大きな期待を寄せている。宗山選手が特に注目してほしいと語るのは「冷静な守備、柔らかいハンドリング」。柔らかいグラブさばきが持ち味。インタビュー中、宗山選手が繰り返し口にしたことばは「無駄な力をなくす」。プロの選手たちと練習を行う中で、その重要性に気付いたという。春と秋に戦う10試合程度のリーグ戦が主だった大学時代に比べて、プロではレギュラーシーズンだけで143試合の長丁場。疲労が蓄積していく中でも、ミスをしないことが求められる。取り組んでいるのが、基本に忠実によけいな動きを省いた動作の確認。守備担当コーチと居残り練習。塩川達也コーチは基礎の大切さ、土台作りの大切さを宗山選手に説いているという。またグラブにもこだわっている。キャンプで試しているのは4種類。シーズンを見据えながら試行錯誤している。宗山選手は開幕から勝負するつもりでいると語り、1年目から多くの試合に出たいと語った。キャンプでは新人選手としては、球団としては初めてグッズ売り場に特設のコーナーも設けらた。あすは阪神で今シーズン4番に指名された森下翔太選手。