来年日本初開催となる聴覚障害のある人たちのスポーツの国際大会、デフリンピック本番の会場でトップ選手たちが躍動した。都内で開かれたのは聴覚障害のあるアスリートが競う陸上の日本選手権。スタートのタイミングなど目で見て分かるよう光を使って知らせる。実力を見せたのは女子棒高跳びの末吉凪。前回のデフリンピック銅メダリストが世界記録を上回る3メートル50センチに挑戦。さらに3メートル60センチも成功させた末吉は来年に向け大きく弾みをつけた。一方、会場では来年の本番を見据え課題も確認された。設置されたのはアナウンスの音声を文字化する専用のビジョン。専門家たちが視察し観客席から見やすい角度に調整するようアドバイスしていた。