本間太希さんが1型糖尿病を発症したのは25歳の時。1型糖尿病は主に自己免疫により起きる病気でインスリンが体内で生成されなくなる。病気の影響で仕事も退職し家に引きこもる日々が続く。SNSで発信を始めるが偏見のコメントを受ける。1型糖尿病は原因不明の自己免疫疾患だが、生活習慣の影響という偏見の多さに傷付く。そんな時に同じ病気の子どもを持つ母親から「太希くんの動画を見て僕も頑張るって言って自分で注射してくれるようになった」という連絡を受ける。その言葉で前向きになれた本間さんは糖尿病のことを正しく知ってもらいたいと自転車で日本一周の旅に出発した。同じ病の人たちとの出会いも大きな力になったという。