G7の財務相中央銀行総裁会議が、ワシントンで始まった。ロシアが進行を続けるウクライナに対する支援や、イスラエルと攻撃したイランへの制裁について議論される。会議は、日本から鈴木財務大臣ほか、日銀の植田総裁が出席。ウクライナへの支援では最大の支援国アメリカで、議会の予算承認が難航。会議は支援継続に向け、制裁で凍結したロシアの資産をウクライナの復興に活用する案が協議される。またイランによるイスラエル攻撃で中東情勢が緊迫し原油価格が上昇するとの見方も出る中、イランへの制裁についてG7各国が慎重に議論を進めているものとみられる。これに先立ち日本とアメリカ、韓国の財務相による初めての会合も行われた。鈴木財務大臣は会合で、急速に進む円安についての認識を3カ国で共有したとし、「外国為替市場の動向について緊密に協議をしていきたい」と強調。