モルドバでおにぎり店を営む長嶋さんを取材。従業員も客も英語が喋れないため、接客は現地語が喋れるスタッフに任せている。1番人気はサーモンクリームチーズ。他にハム&チーズおにぎりやゆかりおにぎり、ツナマヨおにぎりなど6種類のおにぎりを販売している。梅干しのおにぎりは不評だったため、プラムのピクルスを入れている。朝、長嶋さんはまず買い出しに向かった。モルドバはウクライナとロシアに食品などを頼っており、戦争を機に物価は日に日に高くなっていた。お米を炊く時は白ワインを少し入れている。午後になると店は大繁盛となった。長嶋さんは、店をオープンしたあと近くの店におにぎりをパクられた、そうなることは目に見えてたので店名をおにぎりにした、モルドバでおにぎりが流行れば「おにぎり モルドバ」で検索するのでうちが検索で上に来ると話した。館山市出身の長嶋さんは筑波大学に進学したあとアフリカのNGOで働き、ガーナでHIVの予防・啓蒙活動をしていた。人のためになるには何らかの資格が必要と考え、29歳で高知大学医学部に編入。34歳で医学部を卒業し、亀田総合病院で働き始めた。2022年のウクライナ侵攻を見て、歴史的な事件で何らかの役割を果たさなかったらキャリアを進めた意味がないと感じ、その直後からNGOなどに連絡をした。避難所があるモルドバに向かい、ウクライナ人の治療や病院の再建などの活動を行った。現地で2年ほど活動を続けたが、その後日本の医師免許で治療ができるフェーズが終わってしまった。そこでモルドバ人やウクライナ人の雇用もできて経済の役にも立てると、ブームだったおにぎり店を開くことにした。最終的には会社のオーナーシップを現地の人に渡したいと話した。
