物流業界で労働力不足が深刻化する“物流の2024年問題”の解決に向け、KDDIグループは新しいサービスを開始した。KDDIグループはきょうから流通・小売企業などの商品倉庫で出荷数やロボット稼働状況の情報を元に最適な人員配置や作業員のシフトなどを提案するデータ分析サービスを開始。KDDIのデータ分析サービスの実証実験では、今までと比べて最大1.4倍の量の出荷が可能になったという。KDDI購買本部・砂川健一副本部長は「データ分析をいかし人の配置とロボットの動きを合わせて出荷能力を最適化するのが一番大きなテーマ」と話した。KDDIグループはこれまで作業員の経験と勘で予想していた出荷準備などにかかる時間をデータから正確に算出することでトラックドライバーの荷待ち時間削減につなげたいとしている。
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