大和証券キャピタルマーケッツアメリカ・シュナイダー恵子の解説。エヌビディアの株価は昨日までの3営業日で13%ほど調整。今後の値動きについては、前日までのエヌビディアの売り材料となっていたのは、驚異的な成長に対しデータセンターの建設ペースが追いつかないというレポートや、売上の7割が大手10社に集中するリスクなど目新しい内容ではないが、直近決算で1株利益は前年比5.6倍、年後半には次世代半導体「ブラックウェル」の投入を控えている。長期的な成長ストーリーは健在だと言える。ITセクター全体でみて投資家が入る余地があるのかについては、直近の基幹投資家調査を見ると、マグニフィセントセブンなど大型グロースを先行する傾向がさらに強まっている。直近の決算ではIT投資がAIインフラに集中しソフトウェアへの投資は後回しになるとの見方からセンチメントの二極化が進んだ。ただ両者は車の両輪のようなものでいずれ偏りは修正されると考えるとのべた。