今日国内外のスタートアップが集結した東京都主催のイベント「SusHi Tech Tokyo 2025」が開幕した。今年は海外も含め過去最多の613社が出展し、最先端テクノロジーを活用した体験コンテンツなどを展示した。イスラエルのスタートアップ インナーアイでは脳波を計測してデータ化するシステムを手掛けていて、今回は連続して映るレモンの画像の中に一部腐ったレモンの画像を混ぜ、腐ったレモンを見た時の脳波データを収集していて、これらのデータを活用して今後は農作物の仕分けシステムの開発などに活かしたいとしている。また今回のSusHi Techでは量子コンピューターを重要テーマに位置付けていて、トークセッションには東芝の島田社長が登壇した。現状日本では量子関連のスタートアップがアメリカと比較して5分の1程度と少なく、資金面で不安を抱えるスタートアップも多い。東京都ではスターアップ企業に対して年間500億円程度の予算を計上して支援していて、量子分野のイノベーションを東京から起こすことを目標にしている。