NHKニュース おはよう日本 (関東甲信越のニュース)
研究中の新たな大根を秦野大根として売り出そうと取り組んでいるのが、地元にキャンパスを持つ東海大学。長さ約50から60センチで、太さは約3センチ。開発のきっかけとなったのは江戸時代の文献で、当時波多野ダイコンとして領主へ献上され漬物などにされると書かれている。東海大学室田教授の発案で、再び地域の特産にしようと12年前から活動が始まった。まずは自生する大根を探すことから始め、河川敷で見つけた細長い大根がもととなった。今、求める大根の栽培におおよそ目処がついたという。学生たちは、大根の特徴を生かした料理の研究に取り掛かっている。地元のそば店から提案されたのは、手軽に作れる野菜炒め。今年度1月までに300本ほどの大根が収穫できたという。