- 出演者
- 南利幸 寺門亜衣子 井上二郎
オープニングの挨拶。
千葉県市原市から中継。国内で最も多い10頭のゾウを飼育している「市原ぞうの国」では、全国でも珍しいゾウによる豆まきが行われる。ゾウは早起きで普段から4時には起きているという。この園にはタイから来ている象使いの方々がいて、17年前に豆まきを始めた。ゾウが水をまいているのを見て、豆もまけるのではと考えたそうだ。また中継で飾ってある「鬼」という字を筆で書いたのもゾウだという。鬼役を務める飼育員は「年々精度とパワーが上がっていて少し痛いが、参加者と動物の笑顔のために豆をまかれたい」と話した。豆をまく時は、鼻の先端に豆を掴んでとどめ、象使いの指示で一気にまくのだという。象の鼻は人間の手と同じ役割を果たしていて、豆1粒でも掴むことができるほど器用で繊細な動きができる。象使いはゾウとの関係性ができていないと言うことを聞かせられないそうで、ゾウが病気のときなどは寝食もともにする。今年は初めて日本生まれのゾウの繁殖を目指していて、ゾウの健康を願って豆まきをするという。この後午前11時から豆まきイベントは行われる。
去年9月、記録的な大雨で、千葉県の茂原市・大網白里市など広い地域で川の氾濫や浸水被害が起こった。これを受けて千葉県は洪水対策を進めようと、川の上流にある田んぼに一時的に水をため、川に流れ込んでくる水の量を減らす「田んぼダム」の導入の拡大を後押しすることとなった。千葉県では度々氾濫を繰り返す一宮川の流域などにある14市町村で、来年度~3年間にわたり、田んぼダムに必要な設備費用の一部を補助することにしている。千葉県は”河川の改修などインフラ整備だけでなく、総合的な流域治水を行わなければならない。関係自治体と協力して取り組みを進めたい”としている。
群馬県高崎市にある県立博物館「日本絹の里」で開かれている作品展には、富岡市の工房が手掛けた草木染めの着物や帯など約120点が展示。この内、日本の四季を表した4枚のタペストリーは、藍の葉や穂羽花の枝などを使って染められている。作家さんは、身の回りにある色々な風物をモチーフにしているので、それをどう表現しているか見てほしいなどと述べた。作品展は明日まで開催。
長岡市川口地区に住む平澤さん。20年前の新潟県中越地震で自宅が全壊した。震源地となった川口地区は最大震度7を観測し、4割以上の建物が全壊。約2ヶ月間の避難生活の中で不安を感じたと言うが、全国から支援に来てくれた人達に助けられたことを今でも覚えているという。平澤さんは、地震の記憶や寄せられた支援を忘れないよう、地震の翌年からこれまで追悼式典や語り部の活動に関わり続けてきた。こうした中、能登半島地震が発生。被害にあった人の中には中越の復興を支えた人もいた。平澤さんは何ができるか考え、まずは目の前の生活を支えたいという思いから支援団体を通じて物資の支援や炊き出しなどを行った。中越地震の時に感じた温かさを今度は届けたいと思っている。交流があった人の中には酒店店舗が被災した男性もいて、ビールを直接買い取り県内の道の駅で販売し、売り上げの一部を被災地に寄付する取り組みを始めた。中越地震から20年となる今年、平澤さんは人の繋がりの大切さを伝える1年にしていきたいという。普段はアパレルの仕事をしながら地域活性化に繋がるイベントなども企画しているという。今後能登半島で経験した活動についても、地域の人達に伝えて自分達の地域もさらに考えていきたいなどと話していた。
研究中の新たな大根を秦野大根として売り出そうと取り組んでいるのが、地元にキャンパスを持つ東海大学。長さ約50から60センチで、太さは約3センチ。開発のきっかけとなったのは江戸時代の文献で、当時波多野ダイコンとして領主へ献上され漬物などにされると書かれている。東海大学室田教授の発案で、再び地域の特産にしようと12年前から活動が始まった。まずは自生する大根を探すことから始め、河川敷で見つけた細長い大根がもととなった。今、求める大根の栽培におおよそ目処がついたという。学生たちは、大根の特徴を生かした料理の研究に取り掛かっている。地元のそば店から提案されたのは、手軽に作れる野菜炒め。今年度1月までに300本ほどの大根が収穫できたという。
東京都は、臨海部と都心の間の交通網強化などを目的にJR東京駅付近から東京ビッグサイト付近までを結ぶ新たな地下鉄路線都心部・臨海地域地下鉄について2040年までの開業を目指している。この地下鉄についてりんかい線を運営している東京臨海高速鉄道が事業の検討に入ることになり、事実上運行を担うことになった。東京都は、新路線の終点の駅を国際展示場駅の近くに建設したいとしている。また、JR東日本が羽田アクセス線の開業を2031年度に目指していて、ルートのなかにはりんかい線を経由するものもある。都は臨海部から羽田空港とのアクセスを向上させる考え。
関東甲信越の気象情報を伝えた。
「お別れホスピタル」「NHKスペシャル」「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」の番組宣伝。