大下容子ワイド!スクランブル ピックアップNEWS
ホワイトハウスでトランプ大統領とアフリカ5カ国の首脳会談が行われた。その中でトランプ氏がリベリア・ボアカイ大統領の英語での発言に「とても上手できれいな英語だ」と称賛する場面があった。リベリアはアメリカで解放された奴隷たちが入植し独立した国。ボアカイ大統領は公用語が英語であることには触れず、笑顔で対応したが、リベリア国民からはトランプ氏の発言に不快感を示す声が上がった。CNNはナイジェリアの記者と中継を結び、「とにかくトランプ大統領に気に入られないと交渉はまとまらないことをアフリカの首脳は知っている」と解説している。こうした中、トランプ大統領はSNSでブラジルからのすべての輸入品に8月1日から50%の関税を課すと発表した。アメリカの貿易赤字解消が急務だとして、各国に高い関税を課しているが、アメリカから見てブラジルは貿易黒字国で、4月に提示した関税率も最も低い部類の10%だった。今回その5倍の50%という最高税率に引き上げた。背景にはトランプ大統領と親交が深いブラジル・ボルソナロ前大統領が2022年の大統領選の結果を覆すためにクーデターを企てたとして起訴されたことにあるという。ブラジル・ルラ大統領はアメリカの動きに対し報復関税を示唆した。ルラ大統領は「世界は皇帝を望んでいるのではない。各国に主権があり、もしアメリカが関税を課せば同じことをする権利がある」と述べた。