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手軽にたんぱく質をとれると人気の「豆腐バー」。豆腐バーで知られる「アサヒコ」が記者発表会を開いた。池田社長が打ち出したのは「豆腐復権」。来月発売の「職人豆腐」はより大豆の風味を感じられるよう豆乳の濃度を10%増やしたもの。大豆も国産にこだわりパッケージに職人の名前と大豆の産地が記され、豆腐の「安売り」のイメージを払拭。「価格」ではなく「価値」を提案する。背景にあるのは豆腐業界の苦境で、豆腐業者の倒産など過去最悪のペース。東京商工会議所などは中小企業の賃上げのカギとなる価格転嫁を進めるための決起集会を行った。「価格転嫁を社会全体で受け入れる環境づくりを進めることが急務」と消費者に対しても理解を求めた。そんな中アサヒコは「価格競争」から「質を重視」したクラフト豆腐で豆腐の復権を目指す。