「出生率」最低…不妊治療の現実

2024年7月1日放送 18:39 - 18:48 フジテレビ
イット! しらべてみたら

いざ、子どもが欲しいと思った時、悩みを抱える人もいる。それは、妊娠・出産の高齢化などによる”不妊”。去年結婚し、1年間不妊治療を行なった夫婦は、採卵でうまくいかず、諦めたという。夫婦は、今後、不妊治療を考えてる人に向けて、「できれば勧めるとしたら、”早いほうがいい”」と話す。年々、不妊治療を受ける夫婦は増加。今では4.4組に1組が経験してるという。去年9月、結婚2年後から妊活に励んできた小川さん夫婦(仮名)が取材に協力してくれた。なかなか子供ができなかったため病院で検査をしたが不妊の原因が分からなかったため、不妊治療に踏み切った。しかし、2度の人工授精、5回の体外受精を行ったが出産には至らなかった。身体的、精神的負担に加え、決して安くはない治療費。保険適用されたとはいえ、これまで月3回、2年間で72回クリニックに通い、80万円以上を支払ったという。さらに、小川さんを悩ませたのは仕事との両立の難しさ。実は不妊治療では急な診察も珍しくなく、職場の理解も必要。それでも不妊治療と仕事と両立させてきたという。しかし、お金や仕事以上に精神的に追い込まれる出来事があったという。それが1年の間に2度の流産。それでも“子供が欲しい”という意志は揺るがず、小川さん夫婦は6回目の移植を迎えた。その結果、無事に赤ちゃんの心臓の鼓動を確認。小川さんは、2度の流産の経験から、無事生まれてくるまで安心できないという。そして先月、小川さんの腕には1週間前に生まれたばかりの女の子の赤ちゃんがいた。国が進める少子化対策は、ほとんど子どもが生まれてから支援ばかり。小川さん夫婦は、「生まれた子供の支援ももちろん大切なんですけど、それに至る以前の“子供欲しいけどできない”っていうところへのサポート・支援を今後、期待したい」「保険適用だったとしても(お金は)かかってはいるので、出生率を上げようというのを(国が)本気で考えていくのであれば、無償になるくらいの状態を作ってもらえると、みんなが子どもを産みやすいと思う。」と話す。


キーワード
国立社会保障・人口問題研究所出生率

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